結婚式は本当にあっという間でした。確かに楽しかったのですが、終えたばかりの頃は、あれもこれも失敗だったなぁ…とダメだったことばかり思い出されて反省したり落ち込んでばかりでした。準備に時間もお金もがかかった分、完璧にしたい!という気持ちが強すぎてしまったのかもしれません。数ヶ月たってようやくダメな点もあったけど、自分たちなりに良い式にできたからいいよね、と前向きに考えられるようになりました。なんたってこんなサイト作っているくらいですから(笑)。まあ、たとえもう一回やったとしても、やっぱり完璧にはならないだろうね、と相方とは意見の一致をみています。
用意した心づけ、当日は両家母に渡してもらおうと渡して欲しい人の名前をポストイットで貼ったり、一覧を用意してきちんと準備しておきました。が、当日バタバタと自分達が準備に入ってしまい、母に渡したり内容を説明する時間がとれませんでした。用意が終わってあっという間に両家親族の控え室に連れて行かれ挙式へ突入。心づけはわたし達の部屋に置かれたまま…挙式が終わったあと、招待客の控え室に新郎新婦も少しいる時間をとってもらえたのですがそのとき新郎が部屋に心づけとりにいってました。おまけに相方ってば自分で配っているし。そんなわけで、控え室にいるとき私ひとりで友人と写真とったりしていました。全部配るにも限界があって、結局、受付を頼んでいた友人には当日渡せなくて後日渡すという事態に。本当にこれだけは段取りが悪くて大失敗でした。
「もぎり」とは受付で招待客のお名前と卓名がかかれた小さな名刺大の用紙です。席次表のかわりですね。というか、もぎりがあれば本来席次表はなくても良いものなんですよ、とプランナーさんには説明されていました。わたし達のプランではペーパーアイテムとして料金内に招待状・席札・もぎりがついていると書かれていたので当然当日用意されているものと思っていました。なくてもいいものだけど、自分が今まで出てきた結婚式には絶対にあったし、あったほうが「きちんとした」結婚式であるというような印象を持っていたんです。それなのに、当日受付にはもぎりがないように見えました。後日受付を頼んだ友人に確認したらなかったとのこと。凄くショックでした。相方は「たいしたことじゃないよ…」とちょっとうんざりしていたんですがどうしても私は納得がいかなくて。写真を受け取りに言った時そのことを伝えました。結論として、私たちが席札・席次・プロフィールを手作りしたので席札とセットで作成されるもぎりを用意しなくて良いとホテル側が判断してしまったとのことでした。もう取り返しが付かないし招待客に迷惑がかかるような致命的な失態ではありませんでしたが、事前によく確認しておけばよかったと悔やまれる点です…。
失敗というか、どうしもようもなかった点なのですが…お色直しに、予想以上に時間がかかってしまいました。衣装を変えて、スタジオでの写真撮影を行ったのですが、30分以上は席を外していました。気の置けない友人や、家族に指摘されてしまいました。後日、新居に遊びに来てくれた友人などにはごめんね、と謝ったのですがこれももうどうしようもないことなので…着付けの方に二人、メイクにお一人いたので決して手が足りなかったわけではないと思うんですが。髪形をガラッと変えてしまったのとベールの付け替えに時間がかかってしまったのかもしれません。また、前日まで相方が風邪で寝込んでいたので新郎新婦一緒に退場しました(残ってお酒飲むのもつらいだろうと)。二人とも高砂にいなかったので余計に不在の時間が長く感じられたようです。
相方は姿勢が悪かったと気にしていました。もともと野球をやっていて、左ばかり使っていたせいなのか何なのか、右肩が常に下がり気味なんです。写真もビデオも微妙に右肩下がりで写っています。和装をしていたせいか、背筋はぴんと伸びているのですが、もっと気をつければよかったと言っています。新婦だけでなく、新郎も姿勢注意!ですね。
そして新婦の私はブーケの持ち方が下手でした…ラウンドやキャスケードタイプのものなら両手か片手で腰の位置に持てばそれなりに様になりますが、私は茎がすっとしたカラーのアームブーケ。腕に添わせて持つのが一番美しく見えるのですが、なぜか当日は腕に添わせず、新郎に向かって剣を刺すように持っています。こればかりは痛恨の失敗です。写真やビデオを見るたびに「あー!!」と私が頭を抱えるので相方は「たとえ100回見たって、ブーケの位置はもう入れ替わらないから」と変な慰め方をします。100回見て、入れ替わるなら何百回だって見るよ…花嫁さんは自分が素敵に見える格好をシミュレートしておくのが大事かもしれません。
失敗かどうか微妙ですが…私はいままで友人の結婚式に出るたびにボロ泣きするほど泣き上戸なんです。映画やドラマもちょっと感動ものだとすぐ泣いてしまいます。NHKの朝の連続ドラマ小説15分でも泣いた経験あり。そういうわけで、花嫁の手紙は用意しましたが、司会者さんに代読してもらいました。ちょっと涙声くらいで読む手紙なら微笑ましいものですが、最後まで読めなくなるほど泣いちゃったら嫌だなぁ…と思って。ところが、披露宴後半はさすがにちょっと疲れてしまっていてぼーっとしていたのであまり泣きませんでした。司会者さんが代読してくれる手紙も「あ、ここに私が書いてない接続詞が入ってる」とか冷静に聞いていたくらい。これなら自分で読んでも良かったなぁと思いました。