式場選び

そもそも、結婚式をしなくても結婚(入籍)はできますが。私は割と普通にウェディングドレスに憧れていたのでやらない、という選択肢は余り考えたくありませんでした。相方はどちらでもいいけれど、やっておいたほうが親戚への挨拶や周りへの説明が楽じゃない?という感じ。ごくごく普通に式をすればよいか、という結論に至りました。真っ先にやったのがゼクシィ購入、と言う当たりもお決まりのコースで(笑)。ゼクシィ、年間購読すると少しお得になるみたいです。

さて、東京在職中の私達。東京で式をするなら、私の親戚はほぼ9割方飛行機利用。相方の親戚は都内に出るのにマイクロバス貸切で来るのが恒例なのでどこでも良いよ、とのこと。とりあえず羽田からアクセスしやすい場所、ということで検討しました。こちらの都合を優先してもらえてとてもありがたかったです。
また、双方共に親戚が多く、私の親戚は宿泊必須であることから必然的にホテルが候補になりました。「きちんと・普通に」が合言葉だったかな。
・羽田からのアクセス
・お料理が美味しい
・予算に納まる範囲
この条件で10〜15のホテルをピックアップしました。天下のゼクシィが役立ちました。見たいホテルだけ切り取ってスクラップ。エクセルで比較表作成。以下感想をさらっと書いてみます。あえてホテル名は書いていませんが、ちょっと調べればすぐわかっちゃうと思います。

式場選び・品川編

お庭初めて行ったのホテルは、品川駅から少し歩いた場所にありました。お庭が広いのと、天井の高い披露宴会場があることが好みでした。実際に見てみると、思った以上にゆとりのある落ち着いた雰囲気のホテル。担当の方が品の良いおばさまで、これもまた好印象。お料理も某有名料亭が入っているので、安心。二人ともすっかり気に入ってしまったのですが、まさか即決するわけにもいかず、希望日程が空いていたため仮予約をして帰りました。この後も会場選びを続けましたが、結局このホテルが良い、ということを確認しにまわったような印象です。

二つ目に行ったホテルは品川駅前の某有名全国チェーンのホテル。ただ、こちらは予約しないで行ったのでブライダル担当者の空きが無く一時間の説明待ちといわれ…。アクセスはとっても良いのですが、複合アミューズメント施設があるためとにかく人が多い!家族連れでごった返しているし、ランチバイキングの看板が一杯あって、「落ち着いた雰囲気」が好みの私達とは余り合いそうになかったので結局説明を聞かず帰ってきました。

三つ目に行ったホテルは同じく品川駅前。ホテル上階に、自然光の入るバンケットがあるのがちょっと魅力でした。けれど、私達の招待客と広さが合わず断念。地階のバンケットも案内してもらいましたが、とても雰囲気がよかったです。惜しむらくは、絨毯が一目でわかるほど汚れていたこと。相方もそういっていたので、かなりのものだと思います。ちょっとマイナスポイントですね。もったいない。ちなみにチャペルはとっても綺麗で、回ったホテルの中では一番雰囲気がよかったと思います。

式場選び・浜松町編

モノレールの途中である天王洲アイルにある某ホテル。バンケットはレインボーブリッジが見える!というのが売りらしく。確かに眺めはよかったけれど、形状がいまひとつ(長方形じゃなくて、入場の姿を全員が座って見られない)。もうひとつのバンケットは改装されてかなりスタイリッシュ。ハード面はあまり文句なかったけれど、ここは料理がいまひとつでした…正直いって、ランクアップしてもどうかなぁ、という感じ。ブライダルフェアのため、プチ試食をしていました。お肉はまあまあだったけどケーキが…少しスポンジがぱさついていたような。生ケーキを絶対出したい私には致命的でした。見積もりはちょっとお安め。

浜松町へ移動。某高級ホテルと、中級クラスのホテルに行きました。そりゃあ高級ホテルはすごかった!もう、一歩足を踏み入れたとたんラグジュアリ〜という印象。明度低めの照明、どっしりとした調度品。お料理も力はいってましたね。こちらではデザートビュッフェの試食をしていて、焼きたてのクレープシュゼットアイスクリーム添えを食べた相方が「こんなに美味しいお菓子は初めて食べた」と甚く感動してました。でもなぜかバンケット全体の装飾センスがいまひとつに感じられました。見積もりは一番高かったです、さすがに。
中級クラスは、なんというかカジュアルな印象でした。ホテル全体も少し古びていたし。でも、模擬披露宴に出させてもらえたのはよかったです。面白いねーと見ていました。相場もわかったし。と、言いつつ私達は有料の余興は何一つ行いませんでしたが(苦笑)。

最後にもうついでだからいっとけ、という感じで疲れた体を引きずって某専門式場へ。別に予約していなかったのに、アンケートに「お料理重視」と書いたらプチ試食会に参加させてもらえました。
プチ試食なので、スープが通常の半分くらい、オマール海老のポワレ、ステーキ、が半量くらい。いやほんとにタダでいいの?というぐらいちゃんとしててとっても美味しかったです。おまけに乾杯の合図と同時にカーテンがあいて、東京タワー目の前というロケーション。ただお料理とロケーションはダントツだったけど宿泊とか控え室とかその辺のハード面に不安があったので悩みどころだね、というところで相方と意見の一致を見ました(控え室、かなり狭かったです)。
私達はラッキーにも予約無しで試食できましたが、ちゃんと予約されておいたほうがいいと思います。成約しなくても、別に嫌がられないし。というか、予約したほうが絶対いいです!とっても美味しかった!

式場選び・銀座編

ブライズルーム羽田直結ではないけれど、行きやすいし、泊まった次の日にどこかお出かけするにもよいかな?と銀座あたりのホテルも回りました。京橋の某公共系会場へ。建物がかなり古い印象です。バンケット、チャペルは改装したばかりということで綺麗でしたが…。担当さんが若い方で、フレンドリーな口調なのも私としてはNG。試食したお料理も、普通。ブライズルーム、調度品が白で統一されていて、とっても可愛かったです。ちょっと少女趣味ですけど。

今度は東銀座の某ホテルへ。ちょっと駅から遠いけれど、外観はまあまあ。宴会場も広くて綺麗でした。お料理はサンプルが展示してあるだけで食べられませんでしたが、見た目良さそうな印象でした。悪くはない会場だったけれど、親族控え室が狭いのが難点でした。私たちはとにかく親族が多いので、狭いと落ち着かないよね…と。あと、持込に厳しいのも残念でした。宿泊の優待が結構良いので候補としてちょっと悩みました。まるで引き菓子にするようなずしっとしたパウンドケーキをお土産にくれました。美味しかったです。

吹き抜けチャペル銀座を離れ、竹橋の公共系ホテル。いや、すっごい混雑!ホテルの外観がそこそこ良く、しかも公務員は値引き特典があるので人気の会場らしいです。バンケットから皇居が見えるし、リニューアルした吹き抜けのガーデンチャペルも人気なんだとか。ただ、チャペルや控え室、バンケットの動線が全体的にわかりにくい。お料理はサンプル展示してありましたが、盛り付けや食器が垢抜けない印象。秋のトップシーズンはほとんど予約が埋まっていました。

式場選び・番外

乾杯のワインホテルが候補ではあったのですが、やっぱりちょっぴりレストランウェディングにも憧れがあり、一軒だけフェアに参加しました。「レストラン」だけにお料理に力を入れるのは当然。ミニコースの試食がありましたがいやいやしっかりお腹が一杯になる量でした。ワインもついているし、食後にデザート酒まで振舞われました。ただやっぱりハード面は厳しいものがありましたね。控え室が狭い、新郎新婦の支度部屋が一緒、トイレも少ない…などなど。ごく近しい親族のみ、とか、友人のみ、だったらレストランウェディングをしたかったかもしれません。
ソムリエさんが嬉しそうに「お酒お強いですね」というのでデザート酒は遠慮なく度数が強いの頼んでみました。グラッパ(写真無し)、名前は忘れたけれど、ハチミツ酒(甘すぎない。カルヴァドスみたいな味だったなー。左のボトル)、グランマルニエ(右のボトル)。ハチミツ酒は、デザートのカヌレにかけると最高でした。

料理料理料理料理

挙式タイプについて

式場選びの時点で、私たちは挙式タイプを決めてませんでした。結婚式をするなら、普通はまずそこを決めるところからはじめるものなのかもしれませんが、実は挙式って本当は必要ないものなんじゃ?というくらいだったのです(法律的には入籍すればいいだけだし)。「お披露目」である披露宴に重きをおいていたんですね。私が着物好きなのでどちらかと言えば和装で神前式をしたかったけれど、それほどこだわりはなく。和装って高いから、そこまでしなくてもいいかな…と弱腰な花嫁でした。チャペルならもっとこだわりなし。その分、披露宴会場の雰囲気の良さや控え室の広さ、移動のしやすさが最優先。
何度かブライダルフェアに行くうちに、チャペル式の誓いの言葉や誓いのキスに微妙に違和感を抱いてしまったのと、私が黒引き振袖を着たくなってしまったために、神前式にしました。
結局、神前式にしたのならちゃんとした神社で挙げたかったな、とちょっと思ったこともありましたが。ホテル内神殿でも雅楽は生演奏だったし、ご神体は伊勢神宮、なにより移動の手間が無かったので親族に面倒をかけずにすんで良かったです。

上端

両親への挨拶 試食

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