プチギフトは二種類用意しました。お色直し入場で配るクッキーと、送賓のときに配る中国茶のティーバッグセット。これについてはほとんど悩まず決まりました。数百円の予算で喜ばれるものは難しいだろうから消え物(=食べ物)がいいかな、と漠然と考えていたんです。
お色直し入場で、キャンドルサービスではなくクッキーサービスをしました。キャンドルサービスってなんだか気恥ずかしかったんです。料金表でみたメインキャンドルの値段にびっくりしたのもありますが。ドラジェにしなかったのは、相方が「ドラジェって堅いから苦手」と言ったためです。
クッキーは手持ちのレシピブックをひっくり返して「ポルボロン」を作ってみることにしました。試作品を作り、母や相方に食べてもらったら「さくさくしてて風味がいい」との感想をもらえたので決定。ちなみにこのポルボロン、レシピなどを調べてみたらこんな由来がありました。
『ポルボロンは約1200年前のイスラム時代からスペイン・アンダルシア地方に続く伝統的な焼き菓子です。 クリスマスや結婚式には欠かせないお菓子で、ポルボは「粉」、ロンは「ほろほろ崩れる」という意味があり、その名のとおり口に含むと噛むのを待たずにホロホロと崩れて、ふわ〜っと溶けてゆく不思議な食感です。 口の中に入れて崩れてしまわないうちに「ポルボロン、ポルボロン、ポルボロン」と3回唱えられると、幸せが訪れるという言い伝えがあります。』
お、これは使える!と思って、ラッピング用のタグを自作しました。タグの色はオレンジ・黄緑・水色の三種類。クッキーは披露宴の数日前に、オーブンフル回転させてつくりました。ラッピング用品&シリカゲルはシモジマで事前に購入。
ラッピングを姉が手伝ってくれたのですが、姉は昔、某洋菓子店で販売員として働いていたんです。そういう小売店舗って自分達で焼き菓子の詰め合わせもするらしく、素晴らしい手際でラッピングしてもらえました。ビニールバッグの上三センチくらいのところをジャバラに折ってタグを通したアルミリボンでひねりとめる、というだけのことなのですがしわの寄せ方とかも私がするより断然綺麗で。これぞまさしく昔とった杵柄。とっても助かりました。
披露宴では特に手作りであることは言わないでもらいました。手作りって、貰っても嬉しくないという人がいるのも事実なので…。ま、その辺は割り切って手作りを選択したのですが。普段、趣味でお菓子作っているときより材料もちょっといいものを使いました。姪っ子たちは喜んで食べてくれたようです。個人的には、お菓子を作るなら小麦粉だけ使うものではなく、アーモンドプードルを使うものだとぐっと風味が増して美味しいものができると思います。
披露宴で配るプチギフト、飲み物関係なら紅茶(=幸茶)にする人が多いようです。私も何度ももらった覚えがあります。引き菓子が洋菓子なら食べるとき飲むのにピッタリですね。日本茶だと香典返しみたいだし。紅茶でもよかったのですが、「中国茶器のチンシャン」が私のお気に入りだったので、こちらのお茶にしてしまいました。お茶碗もパッケージも、品がよくて和む感じ。ラッピング済みのティーバッグセットも売っていましたが、それだとクッキーのラッピングと殆ど一緒なので、ティーバッグのみ購入。ラッピングは自分でしました。
正方形の紙袋とおそろいのテープ、こちらもシモジマで購入。ティーバッグと、サンキューカードを入れて三角形の牛乳パック型になるよう、テープで止めたもの。かさばるだろうな、とは思ったけど、すぐに引出物袋に入れられるものだし、可愛さを優先させてしまいました。サンキューカードも手作りです。それぞれのお茶の解説と、お茶の煎れ方を書いた正方形の用紙を三角に折りました(紙袋に入れやすいように)。
プチギフトを選ぶのも楽しい作業のひとつですね。
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