神前式では、本来であれば指輪交換の儀式はありません。とはいえ、最近は希望すれば教会式のように指輪交換の儀式もしますよ、といわれました。
それなら、指輪交換もしたいし、折角なのでリングピローも用意したい!でも私は縫い物がとても苦手なので、母にお願いしました。実家に着物の帯のハギレがあることを覚えていたので、それを引っ張り出してみると、おめでたい感じの金色だし、なかなか厚手の生地。雑誌の写真を見せて、「指輪をのせる小さなクッションのようなものが欲しい」とお願いしました。
周りにあしらってある生地とお揃いの金の紐は母が用意して縫いつけてくれました。母は生地の裁ち方を間違えて少し小さくなってしまったと気にしていましたが、思っていた以上に素敵な仕上がりで嬉しかったです。それにしても、私の母、「リングピロー」というのを覚えられないらしくいつも「指輪の座布団」と言ってました。座布団…可愛いのだか、可愛くないのだか。まあ、確かに、見た目からすると枕より座布団のほうがしっくりくるかも。
指輪を引っ掛ける紐は、自分で買ったものです。一本の紐なんですが、緑〜赤のグラデーションになっています。ウェルカムボードと同じように梅結びを作って後ろで蝶結びに。その蝶の羽の部分にリングをひっかけるつもりでした(右上の写真のような感じ)。
ところが。
挙式で、しずしずと運ばれてきたリングピローを見てちょっとびっくり。蝶の羽の輪になったところにリングがすっぽり収まっていたんです。うーん、そういうつもりじゃなかったんだけど…変わったリングピローだったのかな。リングピローを預けるときに、こうやってリングを引っ掛けてください、と見本を見せておけばよかったと思いました。別に誰も気にしては居ないと思うんですが、なんだか不恰好な気がします。写真を見るたびにちょっとため息…
和風のリングピローって余り種類がないんですよね…
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会場装花に飾った水引の蝶々。緑と白の水引が余っていたので、試しに作ってみたら結構可愛かったので、装花のオーナメントに使ってもらったらどうかと思いました。蝶々を作って、結び目に白いワイヤーを通してボンドで留めただけのものです。
打合せの四回目に一本見本を持っていき、装花につけてもらえるか確認したら大丈夫ですよ、とのこと。ひとつの卓で三本くらい使うことを想定して、8卓分で24本用意。上手く結び目を形づくれるようになるまでは結構てこずりましたが、最後にはどんどん作れるようになりました。
安っぽく見えたら嫌だったので、当日、装花に飾ってみておかしかったらつけなくても構いませんので、とお願いしました。当日、高砂の上から蝶々が飾られているのが見えてちょっと嬉しくなりました。実際のところ、装花は円卓に置かれるので、裏面(ボンドで留めている部分)が向かい側から見えないようにするのにお花屋さんが苦労されたようです。担当さんが「折角花嫁さんが作られたものですし、お花やさんが色々工夫してくれたようです。スタッフの間でも、評判がよかったです」と言ってくださったので、良かったです。
飾り水引の存在、後から知りました。可愛い!参考店:こだわりの和雑貨 和敬静寂
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