式場選びがひと段落したころ、両家顔合わせをしました。披露宴をするホテルの料亭でも結納プランや試食会はありましたが、赤坂の某会席料理店でお昼の席を設けることに。ホテルでしたほうが会場や料理の紹介も兼ねられるのでいいかな、とは思ったのですが、ちょっとお値段が高いので会社の福利厚生で優待がきくお店にしました。
費用を自分たちで持つということもあり、何度もこのお店で食事をして味の良さはわかっていたので、コストパフォーマンスを取った形です。
選んだお店に特に結納プランなどは無かったのですが、予約時に「結婚の顔合わせなのですが…」と伝えると桜湯と朱塗りの盆を用意してもらえるとのことでした。ただ、結納ではないので、結納品などはない事も伝えました。個室は座敷も椅子席もあり、私の母が少しひざが悪いので椅子席を選択。
普段着よりはちゃんとした格好、という感じであまりかしこまり過ぎずとも良いように両親には伝えておきました。当日はお互いの両親はスーツ姿、相方もスーツ姿、私は訪問着でした。
私だけ着物だと浮いてしまうかとは思ったのですが…着物が好きなので、どうしても訪問着を着たかったのです。ちなみに振袖は大仰だし、年齢もちょっと厳しかったので検討外。実は前日、大雨だったので止まなかったら着物での外出はNGだったのですが(訪問着は母のもの)、当日は晴れてほっとしました。お義母様にも好評だったので、まあ良かったと思います。
当日は、お互いの両親をつれてお店の前で待ち合わせ。少し早めについていた相方とご両親は、近くにある日枝神社にお参りに行ったそうです。ちょうど結婚式をやっていたらしく、「花嫁さんがいたよ〜」なんてことが話題になったり。
はじめまして、という軽いご挨拶の後、個室に移動。お互いの両親を紹介しあうわけだからとっても緊張しました。主催は私たち二人、であるので、相方が「顔合わせ」の趣旨を説明、どうぞよろしくお願いします、と挨拶をしました。
それなりに場は和やかに終わったと思います。両親の都合があわず、式場を決めた後の顔合わせだったので、ホテルの説明やお料理を和食にしようと思っていることなどを伝えました。引出物はカタログでも大丈夫?とか。基本的に双方の両親とも「二人で決めていいわよ」というスタンスでした。
デザートの果物のゼリー寄せがとても美味しくて、お義父様がメロン好きなことをそのとき知りました。そのおかげで、父の日のプレゼントは迷うことなく産地直送メロンを送ることができました。ご家族の好みとか、リサーチできる良い機会かもしれません。
食事が終わってから、お店の入り口ロビーで二家族揃って写真をとりました。これは、結婚式で流したプロフィールビデオの最後のシーンに使ったので撮っておいて本当に良かったと思います。ちょっと失敗したな、と思ったのがお酒が入って父の顔が真っ赤になっていたことでしょうか…お酒を飲む前に撮ればよかったかな。おまけに私と母の微妙な隙間が気になる…
この顔合わせをもって婚約した、ということになるのでしょうか。ちなみに、婚約の記念品(指輪と時計なんかが一般的なようですが)はこの時には用意しませんでした。秋挙式に間に合わせるため式場選びや衣装選びを優先させ、バタバタしてて間に合わなかったんです。なので、あまり実感がわかずじまいの婚約期間でした。
でも、エンゲージリングってちょっと欲しかったし、こんな機会でもなければ一粒ダイヤのリングなんて買わないだろうと思ったので、結婚式が終わってから結婚お祝い&誕生日&クリスマスプレゼントということで買ってもらいました。これって婚約指輪と言っていいのかな?
周囲への報告を始めたのも、大体この頃から。本当に仲の良い友人にはもう話してしまっていましたが、会社の上司や同僚など、披露宴にご招待したい方へ少しずつ報告し始めました。報告する順番にちょっと気を使ったのと、結婚後も仕事は続けるつもりだったのでその旨必ず伝えるようにしました。庶務的な手続きも発生してくるので、どんな書類を提出したらいいのか、なども事前に総務に相談しました。